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日常

AIとケンカする

AIが仕事や生活に少しずつ浸透してきましたね。

私の場合、デザインの仕事(イラストを生成するとか)にAIを使うことはありませんが、調べものや検索にはよく使います。

ただたまに、その返答があまりに優等生的すぎて、ちょっとムッとすることもあるんですよね。

先日も、Webサイト制作の今後について考えていたとき、AI(Gemini)にこんな質問をしてみました。

「Webサイトを作る意味は今後低下していくでしょうか。ゼロクリック検索が拡大していたり、SNSだけでも十分なことも多いです。またコンテンツの量が増えすぎた結果、せっかく記事を書いても埋もれてしまうので意味がないです。」

すると、AIは「Webサイトの価値が低下するとは一概には言えません!」と言って、原稿用紙5枚分くらいの長い長い解説を返してきました。

ざっくりまとめると、「Webサイトの価値が低下するというよりは、Webサイトの存在意義が変わって、より専門的で信頼性の高い情報が求めらるようになる。だから質の高いコンテンツが必要だ」という、まさに教科書的な答えなのですが、なんかちょっとむかついたので、

「専門家ではない普通の人には質の高いコンテンツは作れないから、サイトで記事を書く意味はないですよね?」

と、ちょっと意地悪な返しをしてみます。するとAIは

「それは正確ではありません。『質の高いコンテンツ』は非常に幅広い意味を持ちます。プロや専門家が書いたものだけを指すわけではありません。『質』の定義は人それぞれ違います」

と身も蓋も無いことを言ってきます。

いやだから、その「多様なコンテンツ」の質をGoogleが勝手に判断し、勝手に優劣をつけてるんじゃないか、と思っていたら、

「それに質の高いコンテンツが作れなくても、その愛情や情熱は必ずコンテンツに宿ります!」とか、急に熱血教師みたいなことを言い始めて…。

こちらとしては、

「まー、正直、素人が書いたような記事はこっちで要約しちゃうし、そういう記事が見られる頻度はどんどん減ってくるから、無理してまで書かなくてもいいんじゃない?」

という感じにサバサバと答えてくれたら、「だよねー」って感じなのですが、やっぱりAIはポジティブなことしか言わないように教育されているのでしょうか。

ちなみに、この一連のやり取りの最後にAIは、

「AIでも容易に生成できる平均的なコンテンツの価値は徐々に低下し、淘汰されていくでしょう」

って言ってました。

本当に、今後この世の中はどうなっていくんでしょうか。願わくば、AIとうまく共存できればいいのですが。